腸脛靭帯炎(ランナー膝)|玉野市ジール整骨院
腸脛靭帯炎(ランナー膝)の症状と治療|玉野市ジール整骨院
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このページでは、膝の症状の一つである腸脛靭帯炎(ランナー膝)の症状と治療方法を紹介しています。
腸脛靭帯炎(ランナー膝)の症状|玉野市ジール整骨院
走行時や歩行時に地面に足が接地し体重が負荷されるときに出現する膝の外側の痛みが主な症状です。
ランニングを続けていると、痛みのために走れなくなることもあります。
安静で軽快するが、しばらく走っていると再び痛みが出てくる事も多くあります。
また症状が進行してくるとスポーツ動作時に限らず階段昇降や歩行時に痛みを有してくると日常生活に支障をきたす症例もありますので早めの対処が必要です。
軟部組織での異常がある為、レントゲンでは著明な変化は無く、MRIでも特徴的な所見はありません。
よって徒手検査や圧痛など実際に体に触れた状態での検査が重要となります。
腸脛靭帯炎(ランナー膝)のチェックリスト|玉野市ジール整骨院
- 好発年齢は幅広く長距離ランナーに多い
- 膝の外側が痛い
- 歩行やランニング動作で膝に痛みが出る
- 膝の外側の腫れや熱感
- 膝の外側を押すと痛みがある
腸脛靭帯炎(ランナー膝)の原因|玉野市ジール整骨院
腸脛靭帯とは、大腿部の外側を走行する繊維の束で、骨盤の外側から脛骨の外側にかけて走行しています。
この腸脛靭帯は膝の屈伸に伴い大腿骨の出っ張りの部分である外側上顆を前方・後方へと移動します。
ランニングやジャンプなど膝の屈伸を繰り返すと、大腿骨外側上顆との間で、摩擦刺激による炎症が生じ痛みが出てきます。
腸脛靭帯と大腿骨外側顆の間にクッション材としての役割を担う脂肪組織が存在しており、その脂肪組織が痛みを出している可能性もあると言われている。
主な原因としては以下のものがあります。
・過剰な外側荷重
・腸脛靭帯の硬さ
・股関節、足関節の可動域制限
・運動時の体幹のポジション不良
・骨盤後傾
・お腹が前に出ている姿勢
・変形性膝関節症に伴うO脚変形
様々な原因が考えられますが、一般的には過度の運動負荷=オーバーユーズ(使いすぎ)が原因とされています。
また腸脛靭帯が硬くなってしまうような運動のしかたも腸脛靭帯炎(ランナー膝)を引き起こします。
腸脛靭帯炎(ランナー膝)の治療|玉野市ジール整骨院
1.どこの筋肉や関節によって腸脛靭帯炎(ランナー膝)が起きているかを検査します
原因でも説明したように、腸脛靭帯炎(ランナー膝)になる原因はたくさんあります。
患者さまによって原因が異なるので、まずは徒手検査、関節可動域検査、歩行検査などを行います。
例)腸脛靭帯の硬さをチェックする検査
この位置から上の足が内側に入りにくい場合は、腸脛靭帯の硬さがあると判断できます。
例)歩行の特徴を検査
腸脛靭帯の硬さがみられる歩き方としてトレンデレンブルグ徴候が代表的です。
これは荷重をかけた際に荷重側の骨盤が上がる現象です。
2.物理療法
炎症や痛みが強い場合は物理療法を行います。
ジール整骨院では、物理療法として「超音波治療」と「電気治療」を同時に行えるコンビネーション治療器をご用意しております。
2つのエネルギーを同時にアプローチすることによって、より効果的に効率の良い治療が可能になります。
【超音波治療】
・慢性期
超音波治療器の温熱作用を用いて、関節包、靱帯、筋膜にアプローチします。
局所の血流増大や拘縮緩和の効果があり、機能改善が期待できます。
・急性期
超音波治療の非温熱作用(ミクロマッサージ作用)を用いて、炎症物質の抑制による鎮痛と、細胞の治癒促進の効果があります。
慢性期にも利用できます。
【電気治療】
・ハイボルテージ(高電圧低周波)
組織の深くまで届く電流刺激で、高い鎮痛効果や腫れを抑える効果があります。
・マイクロカレント(微弱電流)
毛細血管の血流を高め、発痛物質を除去します。細胞の代謝を上げ、組織の修復促進の効果があります。
・EMS
電気刺激で筋を動かし、血流改善と筋の柔軟性を回復する効果があります。
筋緊張の緩和をする場合は中程度の強さ、筋力増強をする場合は強出力で通電をおこないます。
2.徒手療法・運動療法
炎症反応が治まってきたら、腸脛靭帯の硬さを取るための徒手療法や運動療法を行います。
・腸脛靭帯の硬さを改善する
→殿筋~ハムストリングス等の筋マッサージ
・トレンデレンブルグ歩行などの異常な動きを改善する
→殿筋の筋力トレーニングなど
・体幹の可動域を改善
→ストレッチ、関節のモビライゼーション、ピラティスなど
・正しい姿勢
→姿勢矯正
腸脛靭帯は膝を屈伸すると前後に滑走します。
この滑走性を良くすることも治療のポイントとなります。
また姿勢分析、歩行分析により腸脛靭帯に加わっているストレスを検討し、腸脛靭帯に負担のかからない動きを身につけていただきます。
動きに変化が出れば局所の摩擦が少なくなる為、再発予防にもなります。
またインソール療法によって姿勢や動きを改善する方法もあります。
こちらはオーダーメイドで、靴底にパッドで凹凸をつけて足底部から動きをコントロールする方法です。
※インソール作成をご希望の方は、その旨をご予約の際にお伝えください。