腰椎分離症
分離症の症状と治療
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このページでは、腰痛の一種である腰椎分離症の症状と治療方法を紹介しています。放置していると痛みから骨折へ悪化する場合がありますので下記の記事にポイントを解説しております。
分離症の症状
痛みの場所は腰のベルトあたりの位置で、腰を後ろに反った時の痛みを訴えることが多い。
好発年齢は10~15歳スポーツ(サッカー、バレーボール、野球、ラグビー、水泳)など様々な競技でみられます。
※「ケガ」のように1回で起こるわけではなく、スポーツの練習など繰り返し腰椎をそらしたり回したりすることで受傷します。
分離症チェックリスト
- 1週間以上腰が痛い
- 前かがみで腰楽になる
- 腰を反らすと痛みが出る
- 病院に行ったが治らない
- 座っていても鈍い痛みがある
- 分離症は治らなと言われ諦めている
- 腰を反ると腰やお尻に痛みが出る
- 腰が抜けたような感じがある
- このままでは将来が不安
分離症の病態
腰椎は前側の椎体部分と、後ろ側の椎弓部分で構成されており椎体と椎弓のつなぎ目の『椎弓根』という箇所が疲労骨折を起こし、椎体と椎弓が分離してしまった状態を『腰椎分離症』といいます。
【腰椎の特徴】
前屈・後屈可動域はあるが『回旋可動域』は圧倒的に低いです。体操選手の場合腰椎を過度にそらすことによって分離症を起こす場合があるがサッカー、野球、バレー、バスケなどの回旋が多いスポーツでの分離症の原因はココと言われています。
※これらのスポーツでの特徴『腰を反る+回旋ストレス』この動作が一番分離症になりやすい原因動作です。
分離症の治療
1.骨折修復を40%短縮する超音波
分離症の疲労骨折部分に『音圧刺激』を入れ骨折部位の骨の形成を促進します。
通常に比べ超音波治療を行うことで骨癒合期間を『約40%短縮』できます。
2.他関節の可動域向上
腰をそらす脊柱の運動も体を捻る運動には
▶︎胸椎→腰椎→股関節の可動域が必要です。
※Point
『胸椎と股関節』の動きが重要!
▶︎腰椎伸展⇨胸椎+股関節
▶︎腰椎回旋⇨胸椎+股関節
他関節でカバーすることができると分離症の除痛効果はもちろん再発予防にもなります。
3.筋力の強化
分離症になる人の特徴として下部体幹の機能低下があります
①反り腰:腰椎が過度に反るストレスによる。
▶︎治療
⇨下腹部のトレーニングで反り腰の改善
⇨大腿部全面のストレッチ
②うけ腰:お腹が前に出ることで、下の腰椎が伸展している。
▶︎治療
⇨腸腰筋のトレーニング
⇨お尻や大腿部後面のストレッチ
4動作指導
腰椎分離症の動作分析はスポーツ別に判断します。
下半身をよく使うサッカーの場合
『股関節を使った切り返し動作』が
低下この動きを覚えることで
腰椎へのストレスは格段に減ります。
上半身を使った野球、バレー
『胸椎の伸展+回旋』運動の動作を
身につけることで腰椎分離症になる
受傷リスクの軽減、早期回復、再発予防
を行うことができます。
まとめ or さいごに
代表の中務も高校生の時にサッカーのプレー中に分離症を発症し左右のの椎弓が疲労骨折を起こしておりました。
完治まで6ヶ月かかりました。
分離症では疲労骨折〜完全骨折と人によって障害の強さが変わります。適切な治療を行うために早期治療をお勧めします。